『トライバルって?』
皆さんは『トライバル』ってご存知でしょうか?
写真のリングやTシャツのデザインの様な文様の事を言います。
トライバルの語源は「民族」から来ています。
もともと東南アジアのボルネオ諸島や世界各地で古くから伝わるタトゥーデザイン(いれずみ)で、
それぞれの部族ごとに異なるデザインを持ち、集団を確認するためや部族の個性を表現する為に使われていました。
デザインは悪霊を寄せつけないという聖なる炎を表し、魔よけの力を持つと言われています。
最近このキーワードなしにはアクセサリーは語れないほどモチーフの代表として使われるようになりました。
英語ではボルネオ(Borneo)、インドネシア語ではカリマンタン(Kalimantan)の呼称を使うのが一般的。また、「ボルネオ」の語源は、かつて島の北半分をしめていた「ブルネイ」が訛ったものといわれている。
地理
アルプス・ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の交点にあたる地域に位置し、全体的に山がちの地形である。また、両造山運動の影響により、山脈が上空から見ると南北にK字になっており、同様の形状となるスラウェシ島、ハルマヘラ島と合わせ、学術的に「3K諸島」と呼称することもある。最高峰は北東部に位置するキナバル山で、標高は4101mである。鉱物資源が豊富で、石油、石炭、ダイヤモンド、金、銅、スズ・鉄、マンガン、アンチモン、ボーキサイトなどが産出する。
気候は熱帯気候であり、降雨量は年平均4000mmで乾季はない。熱帯雨林が発達しており、北部にはスマトラサイ、ゾウが生息し、その他、オランウータン、テナガザルなどの中大型哺乳類や、ワニ、ニシキヘビなどの爬虫類が生息している。また、ウツボカズラの種類が多く、特にキナバル山には特産種が多く知られる。
奥地に先住民族のダヤク族が住んでいる。沿岸部にはマレー系、人口集積部に中国系の住民もいる。
歴史
- 4世紀末〜5世紀初頭 島の東部にクタイ王国が貿易で繁栄。当時の石碑が残されている。
- 15世紀、明の鄭和が「婆羅」に寄航したとある。婆羅はボルネオの中国語表記。
- 16世紀頃 西欧の商人が渡来し始める。
- 19世紀〜20世紀初頭 オランダ、イギリスによって分割される。
- 1942年〜1945年 日本が占領。
その後、オランダ領は全域がインドネシア共和国として独立、イギリス領はマレー半島のマラヤ連邦と統合してマレーシアを結成するが、北部のサバ州は歴史上自国のものであるとしてフィリピンが領有権を主張、一時紛争に至る。