『アイオライト』 菫青石 きんせいせき

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菫青石(きんせいせき、cordierite)はケイ酸塩鉱物の一種。高温低圧型の広域変成岩や接触変成岩、特に泥岩を起源とするホルンフェルスに見られるほか、花崗岩にも含まれることがある。

英名のコーディアライト(コーディエライト、cordierite)は、フランスの地質学者ルイ・コルディエ(1777 - 1861)の名に由来している。

化学組成は Mg2Al3(AlSi5O18)。斜方晶系。モース硬度は7。多色性が非常に強く、観察する角度によって色が青から透明に変わる。このことからダイクロアイト(dichroite)の別名もある。

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桜石
菫青石の六角柱状結晶が分解すると、その形を残したまま白雲母や緑泥石に変化する(仮晶)。そして岩石が風化すると結晶が分離し、その断面が花びらのように見えることから「桜石」(cerasite)とよばれる。

京都府亀岡市田野町の「稗田野の菫青石仮晶」は国の天然記念物に指定されている(1922年指定)。

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アイオライト

アイオライト宝石としてはアイオライト(iolite)とよばれる。色は名のとおり青みを帯びたすみれ色で、サファイアに似ていることからウォーターサファイア(water sapphire)ともよばれる。

主にスリランカミャンマー、インド、マダガスカルなどで採掘される。インドのものがおそらく一番サイズが大きく、価格も安いと思われる。これは単に産出量が多いからであろう。スリランカのものは薄い青色であったり、無色であったりして、希少石の扱いをうける。ただし価格は大して高くはない。スリランカではかえって、濃い青色のものが希少である。

特殊効果としてはキャッツアイとスターがある。前者はスリランカとインド、後者はインドが有名である。

石言葉は「初めての愛」。8月10日の誕生日石。


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