スポジュメン 「リチア輝石」

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リシア輝石(りしあきせき、spodumene、スポジュメン、リチア輝石)とは、ペグマタイトから産出されるペグマタイト鉱物の一種(ケイ酸塩鉱物)であり、リチウムとアルミニウムを含む単斜輝石。


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成分
化学組成は LiAlSi2O6。不純物がアルミニウム原子と置換されることにより様々な色を示す。モース硬度は6.5〜7。比重は3.16〜3.20。

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産出地
ブラジル、アメリカ合衆国ノースカロライナ州カリフォルニア州マダガスカルアフガニスタンパキスタンなど。

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用途
工業的には、近年リチウム電池などでリチウムの使用量が増大しているため、リシア輝石はそのリチウム資源として重要視されている。また、宝石としても扱われる。宝石については下記を参照。

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宝石
美しい色のリシア輝石は、カットされたものが宝石として扱われる。傾向として色付きの物が人気が高いが、無色のものでもカットされ販売されている。

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特徴
桃色の彩色はマンガンイオンに、緑色の彩色はクロムイオンの色中心、または鉄イオンとマンガンイオンにそれぞれ起因し、黄色の彩色は未知の構造による色中心であり、一部の石はシャトヤンシーを示す。宝石として扱う場合、割れやすいので加工や取り扱いには十分な注意が必要。また、色中心による着色のものは退色性があり、光に対しても特別な配慮を要する。

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種類
桃〜紫色のものはクンツァイト(kunzite)、黄緑〜緑色のものはヒデナイト(hiddenite)、黄色のものはトリフェーン(triphane)という。

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産出地
主な産地はブラジル、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、ロシア連邦スウェーデン、オーストラリア、アフガニスタンパキスタンなど。

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その他
トリフェーンはブラジルで1877年に、ヒデナイトはアメリカで1879年に、クンツァイトは1902年にそれぞれ発見された。トリフェーンという名前はギリシャ語で三つの顔を意味し、ヒデナイトは、アメリカの鉱物学者であるウイリアム・アール・ヒデン氏に、クンツァイトは、同じくアメリカの宝石学者であるジョージ・フリードリヒ・クンツ博士に因む。

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クリソコラ 「珪孔雀石」


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珪孔雀石(けいくじゃくせき、chrysocolla、クリソコラ)とは、ケイ酸塩鉱物の一種。孔雀石(Cu2(CO3)(OH)2)にケイ素が加わったような組成であり 、孔雀石と同時に産出されることも多い。

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成分・種類
化学組成は(Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4·nH2O。モース硬度は2.5〜3.5で不純物として含まれるケイ素の量が多いほど硬度は高くなる。比重は1.9〜2.4。

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産出地
主な産出地は、イギリス、ロシア連邦イスラエルコンゴ民主共和国、日本、アメリカ合衆国、チリなど。

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性質・特徴
銅を含む鉱物が風化することによって生成するため、銅鉱床付近で産出される。宝石としてはモース硬度が低く扱いにくい。そのため、宝石として使う場合は樹脂を浸透させるなどの処置が必要となる。また、樹脂の代わりに石英が浸透したものはジェムシリカと呼ばれている。

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用途
工業的には銅資源として利用される。宝石としては、樹脂を浸透させたビーズを使い、ブレスレットなどに加工される。また、石英が浸透したジェムシリカアメリカで人気が高く、ルースとして宝飾用に使われる。

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クリソベリル 「金緑石」

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金緑石(きんりょくせき、chrysoberyl、クリソベリル)は鉱物の一種。組成は BeAl2O4 で、色は黄色、帯黄緑色、緑色、褐色(稀に無色透明なものもある)など様々であるが、黄色〜帯黄緑色が最も多い。斜方晶系、モース硬度8.5。

ペグマタイトや変成岩中に産出する。


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宝石としての金緑石

金緑石の変種には変わったものがあり、研磨により明るい光の筋が見えるキャッツアイ(猫目石)や、光源により色の変わるアレキサンドライトなども金緑石の変種である。この2つが同じ鉱物であることはあまり知られていない。金緑石以外にもキャッツアイ効果を示す鉱物があるが、単にキャッツアイという場合はクリソベリルキャッツアイのことである。その他のキャッツアイ効果を示す宝石は、宝石名と併せて表記または呼称される(トルマリンキャッツアイなど)。また、金緑石の中には変色効果とキャッツアイ効果を併せ持つ、アレキサンドライトキャッツアイと呼ばれるものもある。淡緑色〜黄緑色の金緑石はクリソライトと呼ばれる。

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クリソプレーズ 「緑玉髄」


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クリソプレーズ (Chrysoprase または chrysophrase)とは、宝石の名前。緑玉髄(りょくぎょくずい)ともいう。少量のニッケルを含んだカルセドニー(繊維状の石英)の一種である。その色は通常は黄緑だが、深緑色のものもある。


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産出地

クリソプレーズのよく知られた産地としては、オーストラリアのクイーンランド州、西オーストラリア州、ドイツ、ポーランド、ロシア、アメリカのアリゾナ州カリフォルニア州、他にブラジルが挙げられる。

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性質・特徴

クリソプレーズは隠微晶質(cryptocrystalline)であり、非常に上質の水晶からなるため、通常の倍率では、はっきりした微分子として観察し得ない。この点においてクリソプレーズは、ロック・クリスタルやアメジスト、シトリンなど、その他の水晶類と性格を異にする。これらの水晶類は基本的に透明であるが、六角の水晶の結晶からなることが容易に観察できるのである。他に隠微晶質を持つ玉髄には、メノウ、カーネリアン、オニキスがある。多くの不透明な水晶類とは異なり、クリソプレーズを価値あるものとするのは、模様の出かたよりむしろその色である。クリソプレーズという言葉は、ギリシア語の「chrysos(金)」と「prason(西洋ねぎ)」という単語からきている。

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流通量の不足とその美しい緑色から、クリソプレーズは最も高価な水晶類の1つに数えられる。より品質の高いものは、しばしば硬玉と間違われる。カボション・カット(ジュエリーに使用するため、滑らかな丸いドーム状に磨く宝石のカットの一種)にすると、良質のアメジストと同じくらいの価値を持つ。

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エメラルドの美しいグリーンはクロムを含有するためであるが、クリソプレーズの色はエメラルドとは異なり、その構造に含まれる微量のニッケルによるものである。クリソプレーズは、ニッケルを含んだ蛇紋岩や他の超塩基性岩が、激しく風化したりラテライト化したりするところから生じる。オーストラリアの鉱床ではクリソプレーズは、マグネサイトの豊富な腐食岩石が鉄と二酸化ケイ素の下になったところで、茶色の針鉄鉱や他の酸化鉄と共に、鉱脈や小塊となって生じる。

他の石英類と同様、クリソプレーズのモース硬度は6ないし7であり、劈開性を持つ。

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キャッツアイ 「猫目石」

猫目石(ねこめいし、猫眼石)とは、宝石の一種。金緑石(クリソベリル)の変種で、「猫睛石(びょうせいせき)」ともいう。

英語から「キャッツアイ(Cat's Eye)」ともいうが、厳密には「キャッツアイ」というのは、宝石に光の効果で猫の目のような模様がでる「キャッツアイ効果」のことであって、「猫目石」を「キャッツアイ」と称するのは正しくない。本来の宝石種である「クリソベリル」という名前をつけて、「クリソベリル・キャッツアイ」と呼ぶほうが正確である。

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概要

硬度は8.5、比重は3.72。

クリソベリルキャッツアイは不思議な石で、現在ただのクリソベルはその稀少性に反した価格で取引されているが、これにシャトヤンシー効果が現れた途端何百何千倍の破格の値段で取引される。裏を返せばそれだけこのクリソベリルキャッツアイの美しさが際立っているということであろう。

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産地はブラジルやスリランカが有名で、地色が蜂蜜色をしているカボションに、白いはっきりした目がでる、いわゆる「ミルクと蜂蜜効果」されるものが価値があるとといわれている。ただ、日本人の言うハニーカラーは海外のそれとはずれがあり、前者はかなり「黄色い」ものをそう呼ぶ傾向にあるが、後者はもっと深い、ブラウンに近い深みのある色のことを指す。ハニーカラーと共にアップルグリーンの石が珍重される。それ以外にもインド産のクリソベリルキャッツアイが最近、安価に入手できるが、残念ながら地色は薄い緑がかった黄色で、あまり美しいとは言えない。やはり価格なりのものであると言うべきであろう。しかし、二級品三級品でも結構高い価格のつくスリランカやブラジルのものに比べれば、インドのものはお買い得と言えるかも知れない。

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同じクリソベルに属するアレキサンドライトにも稀にキャッツアイが表れることがある。これはただでさえ高価なアレキサンドライトにキャッツアイの価値が加わり、数ある宝石の中でも最も稀少価値がある。しかしこの石が産出されることは稀なので他の石のように決まった市場価格がなく、その都度に色味・変色性・シャトヤンシーの度合いによって価格が決まる。質の良い石であれば一級のダイアモンドにも劣らない価格で取引される。

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『カルセドニー』 玉髄(ぎょくずい)

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玉髄(ぎょくずい、chalcedony、カルセドニー)とは、石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種。美しいものは宝石として扱われる。

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玉髄の種類
含まれる不純物によっていろいろな色があり、それぞれ様々な名称で呼ばれている。

紅玉髄(べにぎょくずい、カーネリアン): 全体が赤色のもの。
緑玉髄(りょくぎょくずい、クリソプレーズ) : 緑色のもの。
瑪瑙(めのう、アゲート) : 石英や蛋白石との縞状模様のもの。
碧玉(へきぎょく、ジャスパー) : 不純物をかなりの量含んでいて不透明なもの。
血石(けつせき、ブラッドストーン、血碧玉) : 碧玉のうち斑点状に赤色が混じっているもの。

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用途・加工法
石器時代には石器の素材として珍重された。 現代でも飾り石や簪、帯留め、数珠などの装飾品、高級な食器などに加工されて利用されている。

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『カルサイト』 方解石(ほうかいせき)

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方解石(ほうかいせき、calcite、カルサイト)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。組成は炭酸カルシウム(CaCO3)。

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石灰岩の主成分鉱物で、鉱石として扱われる場合は石灰石と呼ばれる。変成岩である結晶質石灰岩(大理石)では、方解石の細かな結晶が、再結晶して大きくなる。純粋なものは透明か白だが、不純物を含み色のついているものもある。

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比重2.7。モース硬度3。六方晶系。

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一般に知られる方解石は、劈開した後のマッチ箱を押しつぶしたような結晶体で、複屈折(透明な方解石を通して向こう側を見ると二重に見える光学的特徴)をおこす鉱物として知られており、純粋なものは光学用に用いられる。

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複屈折を示す方解石
国内でも各地で産するものの、鉱業的に採掘しているものは大理石としての産状のものに限られる。往事は各地の熱水鉱床・スカルン等の鉱山で産出された。今日でも埼玉県二子山など、無色透明の美晶を産する場所もある。

多形として霰石があり、成分は方解石と同じ炭酸カルシウムである(同質異像の関係)。

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